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感情がダダ漏れですよ@真飛聖1 明智小五郎の事件簿(3)
私は今でこそ暇とお金があれば劇場に通っていますが宝塚歴はもの凄く浅いのです。
初めての宝塚観劇は2006年「オクラホマ@日生劇場」でしたし...。
それも知り合いからチケットを偶然、譲ってもらって行きました。
それまではビデオやDVDで見て楽しんでいました。
現在までに、劇場で生で観た作品なんて
「オクラホマ」「パリの空よりも高く」「A/L」「明智小五郎の事件簿」
のみなわけです。

そのせいか今まで「宝塚の舞台」の空気って独特なので私には感情移入は無縁だと思ってました。
ある意味、漫画やアニメを見ている感覚に近かったのです。
現実離れしている世界。
登場人物ではなく物語全体を楽しむ感覚。
作品じたい物語の感想はいくらでもいえるけど...
役の感情がどうのとかは考えた事なかったのです。

でも今回、見事にその感覚を覆されました。
雨宮潤一
真飛聖@ゆう君

私は基本的に脳みそが男性脳だと思いました。
それは前から気がついてはいましたよ。
だって...
宝塚を観ている女性の大半は宝塚の男役の目線の先に存在する娘役に感情移入して楽しんでいますが私はどうやら違うらしい。
それはひしひしと感じていました。
宙組「A/L」を観た時もドニス@早霧せいなの行動の先読みができましたしね(笑)

まぁ、しょせん私の宝塚歴はまだ浅いので一概には言えませんが行動のパターンが分かるのは男役。
そして「明智小五郎の事件簿」で私の感情とリンクしてしまった...雨宮潤一@真飛聖。
こんなこと言ってたら「明智小五郎の事件簿」を観た人は引くかもしれない...。

だって彼の役は元ボクサーのワイルド系M男@雨宮潤一

でも「分かるよ。君の気持ちが...」と思ってしまったんだもん。

キメ台詞は「命令に従えば従うほど俺はあの人に惹かれてしまうんだ」ですよ(汗)

物語を追いつつ彼@雨宮潤一の人物像を考えると頭が足りない事がよくわかる。
それは真飛聖@ゆう君という役者が演じているせいなのか??
(注:別にゆう君が頭足りないと言っているわけではありません。逆にあの演技を宝塚で表現している事に尊敬してしまう)

第1場 銀座・クラブ「黒トカゲ」

痴情の縺れかお金関係かは分からないが殺人をおかしてしまう。
高飛びするために黒蜥蜴@彩音ちゃんに助けをもとめる。
「殴ったら死んだ...」って1人だけ殺したならうっかりで分かるけど2人殺しててこのセリフはそうとう悪意がないと言えない。そして元ボクサーとはいえ相当なクリーンヒットを繰り出さない限り殴って人を2人は殺せないと思う。
でも、動揺しながら彼は言う「殴ったら死んだ...」。
殺人を犯した事に動揺している事は分かる。

しかし、後悔の念がダダ漏れですけど...
そこですでに彼の頭の足りなさが分かる。

それってゆう君だから??
(注:別にゆう君が頭足りないと言っているわけではありません)

そして彼は目出たく黒蜥蜴の犬になる。


第3場 銀座・ホテル(ロビーと部屋)

早苗@野々すみちゃんを連れて黒蜥蜴が部屋に入ってくる。
部屋の奥に隠れていた雨宮はクロロホルムらしき薬品を湿らせたであろうハンカチをもって早苗を後ろから襲って気絶させる。

気絶した早苗を後ろから抱きとめている時の目がもの凄く動揺している。
もの凄く目が泳いでいる。
こんなに動揺しなくてもと思う。
そして更に「髭を剃ったら美男だこと」という黒蜥蜴のセリフに更に動揺する雨宮。

その後、部屋の奥に早苗を抱え上げて(体育会系の設定を意識してか?この時のだっこがもの凄く高く持ち上げている)黒蜥蜴と一緒に引っ込む。

裸にした早苗を詰めたトランクを押して部屋の奥から再び登場。
黒蜥蜴は早苗に変装して登場。
黒蜥蜴がトランクを少し開けて中を覗き込むとき雨宮は頑見する。
しかし黒蜥蜴に「見とれてないで...」としかられると慌てて目をそらす。

早苗に化けた黒蜥蜴が岩瀬@はっち組長とともに部屋から出て行くと、取り残された雨宮。
部屋の奥から毛布を持って来てトランクをそっと開けて中にいる裸の早苗にかけてあげる。

トランクを閉めた後の顔が...後悔と男の性が垣間見える。

色恋に不器用だけど体は正直な男@雨宮

そしてトランクを押してホテルを去る。

この後、明智の手下に見つかってトランクを置いて自分だけ逃走したみたいだけど黒蜥蜴のアジトに帰ったら黒蜥蜴に怒られたのかしら?いや...雨宮の頭の足りなさは黒蜥蜴は知ってるから「捕まるよりまし」ぐらいに思っているのかな?

第5場 岩瀬邸

再度、早苗誘拐にアタックする。
ソファーの中に隠れて登場。
(あのソファって収納付で本当に高いのか疑問です。高いソファって便利性がないものが多いので)

早苗が1人になった所をまたまたハンカチで気絶させる。
ここでM男最大の見せ場がやってくる。

「命令に従えば従うほど俺はあの人に惹かれてしまうんだ」

早苗を自分が入って来たソファの中に詰める。

その後、酔っぱらいの振りをして吐いた臭いのする液体をソファにかけて警察や書生に取り押さえられて退場。
この時の酔っぱらいの演技が真飛聖の唯一のアドリブ...
だいたい最後は情けない子になってしょんぼりしながら退場して行きます(笑)

この続きはまた...
04/14 22:24 | 花組/明智小五郎の事件簿/TUXEDO JAZZ | CM:0 | TB:0
荻田浩一 に首ったけ TUXEDO JAZZ (2)
私は「TUXEDO JAZZ」と「明智小五郎の事件簿」を別々に公演してくれても良かった。
両方S席8000円払っても通ったと思う。というか通いたい。
(※実際は毎回S席なんかで観れるわけないけど...貧乏人はやりきれない)

それでも「明智小五郎の事件簿」が3回なら「TUXEDO JAZZ」は10回観たいと思うぐらいの作品。

私はあんまり演出家で作品を選びません。
でも今回、荻田先生は...すごいと思った。
宝塚にもこんな作品を作る人がいるのね。
だって私が見た事がある荻田先生の作品は「螺旋のオルフェ」のみ。(※だって私は月組が好き)
その時の印象が強い..
「難しい作品だな」と思った。
だって「私、バカですから(明智風)」。
物語の内容は詳しく覚えていません。
真琴つばささんが軍服を着ていた印象...。
ショーみたいなお芝居だなと思った。
「螺旋のオルフェ」はキメのセリフが思い出せない作品。
普通、どんな舞台でもキメセリフって必ずあると思うのですが...思い出せない。
場面の絵は浮かぶけどセリフが浮かばない。

でも今回初めて荻田浩一 という演出家のショーを観た。
「これだったのね!」と感心した。
無駄なセリフはいらないのね。
歌と音楽とダンスとセリフのない芝居のみで魅せる。
歌はあるけど本当にキメで使うのみ。
それも場面の色を添える為の歌詞なのね。

「明智小五郎の事件簿」はラストに向かってこんなオチなんだと思ったけど...
それでも宝塚のイメージを壊さないでここまで表現できたら凄いよねと思った。

でも、今回はなんと言ってもTUXEDO JAZZ@荻田浩一でしょう。

荻田先生の他の作品(ショー)も観たいけど今は純粋に劇場で「TUXEDO JAZZ」を楽しみたい。
それは役者一人一人に細かい演出がされていてビックリするからかもしれない。
(純粋にショーとしての全体美もあるけど)

気になる子をオペラグラスでずっと追いかけているとこんな場面にもあんな場面にもと驚く。
映像だとどうしても全部は観る事ができないから...もったいない気がする。
それぐらい1人1人の出入りが多くて濃い物語を1人1人に感じる。
「中心主義の宝塚なのに」とビックリすること多々あり。
しかし、春野寿美礼という中心はぶれる事はない。
出てくればやっぱりスターはスターなのね!と納得させてくれる。
この作品は宝塚を初めて生で観る人にも楽しくできているし、お気に入りの子がいる人はもっと楽しい。

でも、荻田先生の過去の作品を調べたけど月組は作家デビューの「螺旋のオルフェ」のみ。
まぁ、月組のカラーでは荻田先生が表現するのは無理なのは分かるけどね。
04/14 19:35 | 花組/明智小五郎の事件簿/TUXEDO JAZZ | CM:0 | TB:0
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