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☆宝塚観劇についてのメモ ☆その時、思った事をつらつらと...
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私は組長は偉大だと思いました。
5組それぞれに組長がいますが、「この組長はどうなの?」と思った事がない。 (組内でのことではなく芝居内での事です。あとは雪組のナガ組長を見るのみ!早くエリザベート来ないかな) こんなマニアックな所を見所にしている人はいるのでしょうか? シークレット・ハンターにおける私の最大の見所は ダゴベール父@じゅんこ組長のシーン。 (secret11要塞上の朽ちた礼拝堂) ダゴベールが父親からもらったトレジャーコインの話しをするシーン。 このシーンはダゴベールが心をちょっとずつ開き、その心をジェニファーが受け止める。 この作品の中でダゴベールの感情が一番動き盛り上がる場面です。 しかし、私はダゴベール&ジェニファーではなく後ろの回想シーンにいつも釘付け。 主役2人の後ろで繰り広げられているダゴベール父とダゴベール(少年時代)をずっと見てる。 ダゴベール@安蘭氏の語りをナレーションにして完全にダゴベール父の目線でこの回想シーンの物語を楽しんでいます。 secret11での父の顔。 ダゴベール父は帽子を目深に被り目元は完全に見えません。 友人に裏切られ酒に溺れる父。 その父を軽蔑する母親。 父はそんな自分に絶えきれず海で自殺。 母は体を壊し、ダゴベール少年は盗みをおかす。 そんな...ダゴベールの少年時代。 しかし、ダゴベールは父のことも母のことも恨んでいない。 逆に父からもらったコインを大切にして会えなくなった母の事を心配している。 普通はココで 「なんて真っすぐな青年なんだ!ダゴベール」と感心するかもしれない。 しかし、普通の人はあんな過去(文章のみで説明すると)を背負い泥棒になったような男@ダゴベールに「なんて真っすぐな青年なんだ!」とは思わない。これを「カリブの神秘」と言ってしまってもいいのだが全てそれで片付けるのもしゃくに障る。 宝塚の物語の中にはさまざまな父親が出て来る。 最近の組長が父親を演じた作品でいくと... 明智小五郎の事件簿の岩瀬氏@はっちさん いかにも昭和の男、堅物で頑固怒るときは大声で怒鳴る。しかし1人娘にはメロメロ。 ネバースリープのアーノルド・ロススタイン@マリエッタさん NY犯罪組織の黒幕。ギャングスター。生きているときは裏社会で生きる男といういかにも強面だったが幽霊になってからはさまざまなしがらみがとれて素敵なお父さんになっていた。 この2人の父親像も好きだったが私個人的には今回のダゴベール父@じゅんこさんが好きです。 ここで回想シーンが生きて来る。 この回想シーンの父と子の年齢設定はいくつなのでしょうか? 飲んだくれの父は息子に体当たりをされてよろめいています。いや...吹っ飛びそうです(笑) しかし、父は笑顔です。 私はこの時のじゅんこ組長の笑顔の父という役作りがすこく好き。 帽子で目元が隠れていても口元は100%笑みをたたえている。 事業に失敗しても酒に溺れても自分の子供は大好きなのがよく分かる。 寡黙な父親ではない。 息子に自分の子供時代の夢なんかを話して聞かせるような可愛い父だ。 飲んだくれても息子の前ではつねに笑顔で夢を語り。 奥さんとの喧嘩を大好きな息子に目撃されて止めに入った息子を吹っ飛ばしてしまい罪の意識で海に消えた父。 ナレーション、ダゴベール@安蘭氏の1人語りだけでは補えない部分。 この父親のキャラクター。 この父親がいたから、この息子が育った。 父親にとって 「妻にお金をせびり酒に溺れる罪の意識の大きさと妻や息子に暴力を振るう罪の意識」 が違ったように ダゴベールにとって 「物を盗む意識と人を盗む(誘拐)の罪の意識」 が違っても納得出来る。 カエルの子はカエルなのです。 だからセルジオに「泥棒も立派な犯罪だ」と言われても顔が曇ったのね。 ダゴベールは只の小心者ではない。 只、父にもあったように自分の中で罪の大きさの違いがあるだけ。 まぁ、その誘拐という罪の意識も盗んだ物(ジェニファー)に 「あなたと一緒にいさせてもらえないかしら?」 と言われた時点で脆くも崩れ去っています(笑) 人の罪の意識なんてそんな物なのかもしれない。 以前、TVで江戸川乱歩特集をやっていてその中で森村誠一さんがゲストで話しをしていました。 「推理小説の繁栄度はその国の民主主義の繁栄度に比例する」 日本は平和なのね。 今年の宝塚は推理物や探偵物や怪盗物のオンパレード。 泥棒や犯罪者が主人公の場合 悪い事は悪い事だけど、そこに納得するだけの理由を持たせてくれればそれでいい。 シークレット・ハンターは結局「カエルの子はカエル」だったと思える話し。 |
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