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新人公演を観に行こうpart.3-正統派な彼と言われる由縁。最大の武器を使って勝負!- マジシャンの憂鬱(5)
まさおととねねちゃんとみりおに関しては新人公演だったら平均点以上、充分合格点でした。
他の子も平均点から脱出するまではいかなかったけど合格点だと思えました。
ナチュラルな正塚せんせーの作品、中心は大変だったと思います。

まさおとみりおは60〜70%ぐらい本役の香りを漂わせつつですが安定していました。
まさおもみりおも喋り口(喋りのアクセント)が本役を思い出させる。
本役の癖が…そのまま(汗
しかし、2人とも喋りのアクセントは似ていますが自分の持ち味がはっきり出た役作りでした。

ボルディジャールはバランスが難しい役。
でも、みりおは頑張ってました!

私は、みりおを可愛いと思っていましたが実際、舞台の上でのみりおはどんな芸風なのか知りませんでした。知らないというよりは可愛いから目につくけど、そこから+αが見つけられなかったのです。
今回、みりおがガッツリ人を愛している演技をする!
あの可愛い、みりおが人を愛する芝居をする。
ワクワクドキドキしながら観に行きました。

『マジシャンの憂鬱』はシャンドールとヴェロニカの恋愛ストーリーとは別にボルディジャールとマレークの夫婦愛が描かれています。ボルディジャールという人物はとにかく妻のマレークを愛している。交通事故でマレークを失った後も3年間、変わらない気持ちで愛し続けるぐらいべた惚れなのです。

そんな設定をみりおはどんな風に表現するのか?

まさおとみりおは持ち味は正反対。
そのコントラストが今回の作品ではとても良かった。
きりやんとみりおのボルディジャールでは根本的な性格が違いました。
性格というよりは役を作る過程が違うように見えました。

みりおは正しく宝塚スターになる為の役作りの仕方をしている。
※きりやんは高度な人なので宝塚的ではない役作りの仕方をしても成功してしまうので問題はない。

まず思った事は….
みりおは自然体で宝塚な子でした。
瀬奈Jが「ニュージェネ」でみりおを正統派と称した理由が分かった。

新公学年の子達はみんな自分の持ち味を模索しています。
役作り云々の前に自分の持ち味(最大の武器)が何なのか分からない状態で戦っています。

しかし、みりおは(今現在で)1番の自分の武器を手に持って舞台に立っていた。
そして、ボルディジャールという役はその武器を使える役だった。
※この武器は本公演ではまだまだ磨きが足りてないと思いますが新人公演では敵なしと思えるぐらいの威力を発揮します。

みりおの最大の持ち味(武器)はノーブルさだと思います。

みりおは自分の最大の持ち味であるノーブルさをボルディジャールという人物のベースにしていました。ノーブルなお坊ちゃん、高貴な人物であるという設定を前面に出してボルディジャールという人物を組み立てていました。

宝塚という土俵で戦うのであれば自分の持ち味(武器)を最大限活かすことが大切だと思います。

みりおは無意識かもしれないが今の自分の1番の武器を手に持ち戦っていました。


みりおのボルディジャールを見て思った事。

@世界名作劇場みたい(笑)私が小学生ぐらいの時に放送されていた。その中に出て来る男の子を見ているみたいな感じ。

@ノーブルで...可愛いんだけど邪な目で見てはいけません。

@優しい雰囲気ですが温かいとはちょっと違う。平熱で優しい感じ。

@絶対この人からはいい香りがしそう。

@もちろん一生懸命生きているし恋愛だってする男の子。

@でも女の子側からは「キャーキャー」言えない雰囲気のあるタイプ。そこが何とも高貴な感じ。

@どんなにバカな発言をしても「この人は高貴な人なんだ」と思える。立ち姿から醸し出す雰囲気が皇太子にぴったり。

@しいて言うならば、そのノーブルな雰囲気が強すぎるせいでスットンキョウな事を言った時のパンチ力が低いぐらいです。

ところどころセリフが聞き取りづらかったり、咬んだりもしていましたが素敵な皇太子でした。お歌も安定していましたよ。ていうか…セリフでつまずくとお歌で持ち直すみたいな….

どちらかと言えばひょうきんな場面より、シリアスな場面の方が楽そうでした。
相手役のマレーク@白華れみちゃんはとても御上手でした。
アデルハイド(墓守の妻)さんが「かわいそうに」と思えるようなマレーク。
カタコンベ(地下)のシーン、記憶喪失で不安定な心情、でもボルディジャールの名前を聞いて懐かしさと愛しさを思い出すシーンは切なかった。お屋敷に連れて帰られてボルディジャールと2人で思いを確かめ合うシーンも実に夢の世界。

目を引く子っていうのは、どこかしら押し出しが強い子だと思います。しかし、みりおからはガツガツした押し出しは少しも感じない。そこがノーブルという持ち味なのだと思います。スターはどんなに自分より大きい子に囲まれても舞台の中央に立つと実寸より大きく見える。みりおを見ていて凄く思いました。

「みりおってこんなに大きかったっけ?」


これがみりおのスター性なのですね!
この武器が本公演でも敵なしになった時が楽しみです。

それとは別にみりおがこの武器を全く使えない時どうするかを観てみたい。
最大の武器を奪われた時、この子はどうするのかな?

10/18 15:09 | 月組/MAHOROBA/マジシャンの憂鬱 | CM:0 | TB:0
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