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☆宝塚観劇についてのメモ ☆その時、思った事をつらつらと...
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私は10月21日に本公演を初めて観に行きました。
新人公演のテキストは1度書きましたが本公演を見た後に結構書きたしたり直しました。 この日記は10月20日の欄に書いていますが実際は10月22日に書いています。 他の新人公演の感想も10月22日(今日)に書き直したり付け加えたり手直しを加えました。 しかし、ねねちゃんのヴェロニカについては書いていませんでした。 それは、絶対的にねねちゃんと彩乃先輩では持ち味が違うからぶっちゃけ本公演を観ても考えが変わったりしないと確信していたからです。 その確信は当たってました。 まさおもですがねねちゃんもまた「大坂侍」の時より確実に進化しています。 娘役の子は男役に比べれば成長が早い。 それは女の子が男役を演じる宝塚なので必ず男役の子は異種的な物である男という存在を0から作り上げる作業があるからしょうがない。 逆に娘役は女であるがゆえに自分の元から持っている長所と短所を上手く利用する方法を模索する所からスタートします。 案の定、ねねちゃんって大きいよね,,,と今回も思いました。 それは現実的な話しです。 本役 瀬名J、168cm 彩乃先輩、160cm 身長差は8cm 新人公演 まさお、171cm ねねちゃん、164cm 身長差は7cm 主役とヒロインの身長差だけをみると変わらないのに舞台に立つと見え方はかなり変わります。まさおの横に立つねねちゃんは身長差7cmを感じさせない(汗)最初はその大きさにびっくりします。存在感というよりは物理的な大きさを感じてしまう。 しかし、ねねちゃんはそんな自分の大きさを計算に入れたヴェロニカを作っていました。 ねねちゃんのヴェロニカは基本的に1人の女の子でした。 ボディガードとしての教育を受けて「剛健実直」さを持ち合わせていますが絶対に女の子であることを捨てない。 一見、喧嘩も強くて堅物なんて役を大きなねねちゃんがやると娘役として危険を感じると思いますが、一切そんな危険を感じさせない役作り。 大きい事を短所とせず、その短所さえいかしてしまう。 ねねちゃんの大きさはヴェロニカをやる上では長所になっていました。 ボディガードとして働き真面目で喧嘩も強い事が現実的に思える。 しかし、気持ちは女の子なのです。 男勝りな所は一切なく自分の仕事としてボディガードをやっている。 それは何の職業でも一緒だと思います。 与えられた仕事だからやるのは当たり前、でも私は1人の女の子なの。 という意識を絶対に持っている。 実にまさおのシャンドールとは相性が良かったと思います。 まさおのシャンドールは基本的に「自分より全てが勝る女の子は恋愛対称外」という男だったので、ねねちゃんの健気な乙女心がビンビン感じがられました。 全てが揃ったヒロインなんて感情移入できない。 どこか欠けていたりコンプレックスとして捕らえている部分があるからこそ頑張る女の子は実に好感が持てて可愛らしい。ねねちゃんは着実に自分の短所やコンプレックスとなるであろう要因を長所やそれを補う魅力でカバーしていく。 ヴェロニカは今のねねちゃんにはハードルが低過ぎた。 一見、男勝りにも見える役を実にキュートに演じる。 ねねちゃんの今回の新人公演は「大坂侍」で1番学んだであろうヒロイン像の復習になっていました。 なので安定感が抜群のヴェロニカでした。 龍真咲、最後の新人公演。
貪欲に確実に経験を吸収していっている姿は力強い。 今回の新人公演で1番安定していたのは、ねねちゃんだと思った。みりおは自分の最大の武器をいかせる役だったので2番手の役として正しく輝いていた。しかし、今回1番実力以上を出し切っていたのは、まさおだったと思います。 芝居の主導権はすべてまさおが握っていてみんなをグイグイ引っ張っていた。周りを引っ張りつつ、自分自身の安定感を保つのは並大抵の事ではない。しかし、まさおはしっかりと地に足をつけやってのけた。 土台に埋もれないセンター。 『大坂侍』の時の感想を読み返して、まさおは前回の公演より確実に成長を見せてくれた。『大坂侍』の時は両サイドに未沙さんと箙さんを従えてまるで2人に胴上げされているように見えたのに今回は確実に騎馬戦の馬の上に乗っていた。 綺麗な宝塚らしいピラミットでした。新人公演、馬となる下級生も向上心をもって前進しようとしている。そんな不安定な馬に乗る、乗るだけではなく乗りこなしていた。正塚せんせーの作品なのに「大劇場はデッケーな」と思わせない。主演としての説得力を持っていました。 本役の劣化コピーになりがちな新人公演ですが確実にまさお(みりおも)は劣化コピーからは1歩も2歩も抜け出していました。 確かに、まさおとみりおからは本役の香りがすると思いました。しかし、大部分が『声』のせいです。目を閉じてセリフだけ聞いているとそっくり。気持ち悪いぐらい似ている部分が多々ありました。 私は本役の持っている物をなぞるのは悪い事ではないと思っています。 本役をなぞる事によって男役や娘役のスキルが上がるから。 しかし、役作りに関しては自分なりの人物像を描いて見せてほしいと思っています。 瀬奈Jは黒を演じても白が透けて見え、白を演じると真っ白になる役者。 しかし、まさおは黒を演じたら鮮やかな黒が広がる。そして白を演じても裏の黒が透けて見える事がある役者。 どっちが良いとかではなく持ち味の違い。 シャンドールという役は黒も白も均等に併せ持つ役だと思います。 『マジシャンの憂鬱』とういうタイトルなので『憂鬱』にならなといけないシャンドール。 しかし、まさおのシャンドールは人を騙していることに関しては『憂鬱』には見えなかった。単純に仲間と一緒に生活費を稼ぐ為にやっている事だから悪い事だけど罪悪感はない。実に現実的なシャンドール。それよりも、ヴェロニカ達に追いかけられる方が憂鬱になっていた(笑)まさおは基本的に自分は悪い事をしているという自覚を持っているが罪悪感を持っていない。最優先すべき事があったら悪になるのはあたり前。 持ち味の違いでシャンドールの行動の1つ1つの意味合いが全然違う。 今回、瀬奈Jのコピーからまさおが1歩も2歩も抜け出した理由はそこにあります。 まさおのシャンドールと瀬奈Jのシャンドールの恋の分岐点はどこなのか? 『マジシャンの憂鬱』のよく出来ている所はヒロインが魅力をいくつも兼ね揃えている女の子だという所です。 ヴェロニカに好意を持つきっかけはいくつも用意されている。 マレークや死んだ妹を思う優しさ。 仕事に関しての誠実な姿勢。 瀬奈Jはなだらかな坂道を登るように恋に落ちて行くタイプ。 瀬奈Jは切っ掛けを見つるのが早い。 ちょっとした切っ掛けでもそこをスタートにして登って行く。 実にヒロインに優しい。 しかし、まさおはきっかけ1つでずっぽり恋に落ちるタイプ。 そのきっかけは突訪れる。 まさおのシャンドールが恋に落ちた瞬間。 それは… マレークが見つからない。だからこの事件から手を引く為に逃げようと思う時、シャンドールは酒場で仲間達と話している。まさおのシャンドールは、この時まだ単純に仲間達が言うようにもう騙すのは無理だから逃げるという道を選ぼうとする。 しかし、きっかけはその後、酒場のシーンでヴェロニカと踊る時。ここから明らかに変わる。 皇太子妃のボディガードの1人から明らかに1人の女の子を見つめる目になる。 格闘技などの特殊訓練をうけてきたヴェロニカだけどダンスは上手く踊れない。 ここで男・龍真咲の顔になる。 分かりやすい男だ! ヴェロニカという女の子は心優しく力持ち(笑) その辺の男では太刀打ちできない女の子。 しかし、ダンスが苦手という欠点がある。 まさおのシャンドールは男と女がいれば恋に変わる可能性があるのはあたり前というタイプではない。 全ては、このきっかけからスタートする。 「いつのまにか恋に落ちてるなんてありえない」 ダンスが、まさおを男にする(まさおが恋をする)キーワードになっている。 男には2通りの言い分があると思います。 1つ目は 「男と女がいれば恋に変わる可能性があるのはあたり前」 2つ目は 「男は女より優位に立てる物がないと恋に落ちない」 瀬奈Jは1つ目が強いタイプのシャンドール。 まさおは2つ目が強いタイプのシャンドール。 女の子は好きな人がいたらその好きな人に1つでも多く自分の魅力を知ってほしいと思うだろう。 その気持ちを上手く汲み取ってくれるのが瀬奈Jのようなタイプ。瀬奈Jは基本的に自分がスマートで格好いいということを前提とした役作りなので女の子がどんなに自分より強くても関係ない。女の子はみんな自分が恋する対称なのです。 でも現実の男の人はやっぱり自分より女の子の方が優れている点あると尻込みしてしまう。まさおのシャンドールはまさに男の沽券を保たないと恋も出来ないタイプです。 まさおの男のプライドを重視したシャンドール。 私は「可愛い男だ」と思いましたよ。 今回、まさおとねねちゃんとの並びが実によかった。 『マジシャンの憂鬱』という作品でスマートなマジシャンのシャンドールとボディガードのヴェロニカとして実に現実的に見える。 飄々と生きていた腹黒シャンドールが1人の大きくて心優しく力持ちな女の子(笑)の意外な可愛さに気がつく。 可愛い話しじゃないですか(笑) まさおは歌も安定して聞けたし、芝居も周りを引っ張りつつ物語を進めていた。 最後の挨拶も途中涙ぐんでいましたがしっかりしたものでした。 もちろん舞台は1人で出来ないけど今回は龍真咲は最高だったと思う。 この経験を終えたまさおが次はどんな龍真咲を見せてくれるか楽しみです。 初めて龍真咲という役者が格好いいと思いました。 役者としての龍真咲。 どこまで貪欲に登り続けるのか。 とても楽しみです。 まさおととねねちゃんとみりおに関しては新人公演だったら平均点以上、充分合格点でした。
他の子も平均点から脱出するまではいかなかったけど合格点だと思えました。 ナチュラルな正塚せんせーの作品、中心は大変だったと思います。 まさおとみりおは60〜70%ぐらい本役の香りを漂わせつつですが安定していました。 まさおもみりおも喋り口(喋りのアクセント)が本役を思い出させる。 本役の癖が…そのまま(汗 しかし、2人とも喋りのアクセントは似ていますが自分の持ち味がはっきり出た役作りでした。 ボルディジャールはバランスが難しい役。 でも、みりおは頑張ってました! 私は、みりおを可愛いと思っていましたが実際、舞台の上でのみりおはどんな芸風なのか知りませんでした。知らないというよりは可愛いから目につくけど、そこから+αが見つけられなかったのです。 今回、みりおがガッツリ人を愛している演技をする! あの可愛い、みりおが人を愛する芝居をする。 ワクワクドキドキしながら観に行きました。 『マジシャンの憂鬱』はシャンドールとヴェロニカの恋愛ストーリーとは別にボルディジャールとマレークの夫婦愛が描かれています。ボルディジャールという人物はとにかく妻のマレークを愛している。交通事故でマレークを失った後も3年間、変わらない気持ちで愛し続けるぐらいべた惚れなのです。 そんな設定をみりおはどんな風に表現するのか? まさおとみりおは持ち味は正反対。 そのコントラストが今回の作品ではとても良かった。 きりやんとみりおのボルディジャールでは根本的な性格が違いました。 性格というよりは役を作る過程が違うように見えました。 みりおは正しく宝塚スターになる為の役作りの仕方をしている。 ※きりやんは高度な人なので宝塚的ではない役作りの仕方をしても成功してしまうので問題はない。 まず思った事は…. みりおは自然体で宝塚な子でした。 瀬奈Jが「ニュージェネ」でみりおを正統派と称した理由が分かった。 新公学年の子達はみんな自分の持ち味を模索しています。 役作り云々の前に自分の持ち味(最大の武器)が何なのか分からない状態で戦っています。 しかし、みりおは(今現在で)1番の自分の武器を手に持って舞台に立っていた。 そして、ボルディジャールという役はその武器を使える役だった。 ※この武器は本公演ではまだまだ磨きが足りてないと思いますが新人公演では敵なしと思えるぐらいの威力を発揮します。 みりおの最大の持ち味(武器)はノーブルさだと思います。 みりおは自分の最大の持ち味であるノーブルさをボルディジャールという人物のベースにしていました。ノーブルなお坊ちゃん、高貴な人物であるという設定を前面に出してボルディジャールという人物を組み立てていました。 宝塚という土俵で戦うのであれば自分の持ち味(武器)を最大限活かすことが大切だと思います。 みりおは無意識かもしれないが今の自分の1番の武器を手に持ち戦っていました。 みりおのボルディジャールを見て思った事。 @世界名作劇場みたい(笑)私が小学生ぐらいの時に放送されていた。その中に出て来る男の子を見ているみたいな感じ。 @ノーブルで...可愛いんだけど邪な目で見てはいけません。 @優しい雰囲気ですが温かいとはちょっと違う。平熱で優しい感じ。 @絶対この人からはいい香りがしそう。 @もちろん一生懸命生きているし恋愛だってする男の子。 @でも女の子側からは「キャーキャー」言えない雰囲気のあるタイプ。そこが何とも高貴な感じ。 @どんなにバカな発言をしても「この人は高貴な人なんだ」と思える。立ち姿から醸し出す雰囲気が皇太子にぴったり。 @しいて言うならば、そのノーブルな雰囲気が強すぎるせいでスットンキョウな事を言った時のパンチ力が低いぐらいです。 ところどころセリフが聞き取りづらかったり、咬んだりもしていましたが素敵な皇太子でした。お歌も安定していましたよ。ていうか…セリフでつまずくとお歌で持ち直すみたいな…. どちらかと言えばひょうきんな場面より、シリアスな場面の方が楽そうでした。 相手役のマレーク@白華れみちゃんはとても御上手でした。 アデルハイド(墓守の妻)さんが「かわいそうに」と思えるようなマレーク。 カタコンベ(地下)のシーン、記憶喪失で不安定な心情、でもボルディジャールの名前を聞いて懐かしさと愛しさを思い出すシーンは切なかった。お屋敷に連れて帰られてボルディジャールと2人で思いを確かめ合うシーンも実に夢の世界。 目を引く子っていうのは、どこかしら押し出しが強い子だと思います。しかし、みりおからはガツガツした押し出しは少しも感じない。そこがノーブルという持ち味なのだと思います。スターはどんなに自分より大きい子に囲まれても舞台の中央に立つと実寸より大きく見える。みりおを見ていて凄く思いました。 「みりおってこんなに大きかったっけ?」 これがみりおのスター性なのですね! この武器が本公演でも敵なしになった時が楽しみです。 それとは別にみりおがこの武器を全く使えない時どうするかを観てみたい。 最大の武器を奪われた時、この子はどうするのかな? 芝居は生ものなのでリテイクなんてありません。
どんなに平均点の70点を目指しても必ず-1、+1のずれは生まれます。 そんな平均点を目指した「居候達」。 それでも出来る子は出来る事が透けて見える。 私が居候達の中で1番カッケーと思ったのはラースロ@麻月れんか君でした。 れんか君のラースロは男らしくて格好いいんだけど細やかな優しさを感じる。 ジグモンド@るう君との関係が好き。 お互いに同格の仲間だという意識を思ってはいるけど肝心な所で気を使って支えてやっているのはラースロです。 お兄ちゃんと弟って感じではなく性格的にそうなんだろうな、と思った。「しょうがないな」とかそんな事は思っていなくて自然と面倒をみるのがあたり前な関係性。 そしてラースロの相方のジグモンド@るう君はビジュアルが素敵! ちょっとクシャっとしていてパーマ?癖っけ?って感じの髪型。 可愛い。 でも地味に好きな気がする(笑) 「地味に好き」って変な表現だわ。 ラースロの無条件の愛を受け止めるジグモンド。 萌えな気がするのに、れんか君もるう君も恥ずかしがりやなのかしら? つきあいはじめて数年が経ちましたがいまだラブラブです。 でもそんなの今更、恥ずかしくて周りには見せれないわ。 てな感じ。 なんとももどかしい… でも…だからか…ジグモンド@るう君の 「お前を食べちゃうぞー!!!」 は可愛かった。 そして、それを 「よく頑張った」と抱きしめて褒めるラースロ@れんか君が素敵。 あとはギゼラ@夏月都ちゃん。 本当に紅一点といった感じ。 でも男達に囲まれて一緒に暮らしているけど全然色気がない。 それって一体…。本役が本役だからかな?? 可愛いのにあんな男達と一緒にいて勿体ない!!と思った。 でも、あんな男達だから一緒にいて気が楽なのかな?とも思った。 出雲組長の役は歌が必ずあるから大変だ…。 次、ヤーノシュ@マグロ…じゃなくてマグ君。 長身でスタイルもいいのに小さくまとまっていた。 マグマグに期待しすぎたのかしら? キャラクターを掴み切れずに終わってしまう。 オープニングで踊っている姿は目を引いたのにな…。 そして、レオー@彩星りおん君。 飲み屋の場面で拗ねている姿が可愛かった。 りおん君の演技はリアル感はあるけど…もう一歩の押し出しが欲しかった。 背景と溶け込む一歩前…溶け込むシーンもあった(汗 がんばれ!! しかし、このレオーというポジションは典型的な路線の子がやるポジションですね…。うっかりすると只の背景になる。 しかし、上手く行くと 「只今、この子が一押しよ!」 と看板を見せつける事が出来るポジション。 このレオーという役が生きて来るのは周りが個性的だから。 こんな変な人々の中に「こんなかわいい子が!?」と思われるから。でもこの人々と一緒に暮らしているということは「この子もちょっと変なのかな?」と興味を持たれる。 新人公演を観ているのに本公演の事を考えてしまう。 レオーの本役はまさお。 貪欲なまでに自分の魅力をアピールして 周りが平均点を抜け出していない。 でもビジュアルはみんな可愛く格好いい。 こんな中にいたら可愛さを1番の売りにしなければいけないレオーは可哀想だったかも。 毎日やっている本公演ではない新人公演は3ヶ月の公演中2回だけ。 1人1人の基本値が高いからもっと上を目指してほしいと思うのは酷なんだろうか? 正塚せんせーの作品は難しい。 男役、娘役の基本値があったうえで更に上を求められる。 新人公演の感想。
まず月組のビジュアルの良さに目を奪われる。 月組はビジュアルの完成度は高いと思う。 みんな可愛いし格好良い。 でも逆に考えると… 月組は全体を見た時、そこからまた抜きん出て可愛く、かっこいい子を探すのは難しかった。 困った… みんな芝居という物が何なのか分かっている。 1人1人が人間として人生を歩んでいる。 そこに交差する人間関係。 人間を演じるという点では上手い。 正塚せんせーの作品なので普段よりナチュラルな芝居を要求されている事も分かる。 月組の下級生はこんなにも芝居ができるんだ!!! しかし、抜きん出て来る子がいない。 シャンドール@まさおは別に語るとして、その仲間達の話しを先にしましょう。 シャンドールの家に住み着いた居候達の話し。 まぁ、この「居候」枠に入れた子達は充分に芝居に参加して自分の演技を見せる場をもらっていました。 しかし、「居候達」は平均点をとろうとしていたのかな? この平均点というのはあらかじめ決まった点数。 例えば、このメンバーの普段の点数が60〜80点の間だとしたら平均点は70点。 じゃあ、みんなが70点目指して頑張ってね! 69点でも71点でもダメだよ。 みんな70点だからね。 本公演では出雲組長、嘉月さん、ユウヒちゃん、アヒ君、まさお、という無差別級のようなキャスティングで 「こいつら変な奴ばっかりだけど、こいつらだったら何かやるだろう!!」 と思わせなければいけない役所のはず。 しかし、シャンドール@まさおが一番浮いて見えるのはどうなんだろう? みんながみんな主役@まさおをたてているのか? シャンドールという役はこの家で一番まともな神経をしていなければならない。変わり者の居候達に振り回されつつも家主は俺だからと冷静を保つぐらいが丁度いい。しかし、この居候達は小学校の学級会のように見える。シャンドール@まさおは先生なのです。 発明家やなにやら設定があると聞いていたのに 「自分はこんな事が出来るからこうやったら面白そうだよ!」 という論理的な部分に結びつかない。 それって…キャラがたってないって事(汗) 今回の作品は新人公演の演目としてはハードルが高過ぎた。 確かに「あちゃ(汗)」と思う子はいない。 でも、「もっと上が目指せたよね?」と思う子が、その平均点のズレを恐れて踏み出せていない感じがしました。 普段が80点の子も70点の芝居をしているように観えるのはなぜか??? 全ては主人公シャンドールの行動範囲が広い事にある。 自分の家、皇太子のお屋敷、教会に墓地… とにかく様々な仕事をしている人々が出て来る。 ☆皇太子のお屋敷に住む人々☆ 皇太子@みりおは2番手の役で皇太子なんていう特殊な職業。 そのお屋敷に住む皇太子妃のボディガードは女の子。一般の人から見たら女の子がボディガードって特殊ですよね。おまけにヒロインなのです。 ☆教会と墓地☆ 金髪の鬘に真っ赤な神父服を着た声の高い神父に、スコップ担いで全身ボロボロで泥まみれな服を着た墓守の夫婦。 シャンドール家の居候達は設定からして分が悪い。 皇太子のお屋敷の人々も教会に墓地の人々も自分の職業をこれでもかってぐらい主張している。皇太子やモディガード達は自分の個性(特技)を発表する場を与えられている。神父や墓守は見た目で職業が分かる。 しかし、居候達は自分の思う役の個性を誇張出来る子であれば美味しい設定。 設定が作り込まれすぎていない分、もっとも役者の個性が生きて来る役所。 「もったいない…」と言葉が公演を観ている間ずっと頭の中を駆け巡っていました。 しかし、芝居は生ものなのでリテイクなんてありません。 どんなに平均点の70点を目指しても必ず-1、+1のずれは生まれます。 続きは次の日に… |
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